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眩いほどに白い壁、 ダークグレーの とんがり屋根…。 愛らしささえ感じられる トゥルッリは、 強い陽射しの下、 南の澄んだ青空と 心地よい調和を 見せてくれます。 |
トゥルッリの町並に 一歩足を踏み入れると、 まるで、おとぎの国にでも 迷い込んだ様な錯覚を覚えます。 |
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南イタリア、プーリア州の州都バーリから、 私鉄SUD-EST線で約1時間半、 列車は、トゥルッリの町 アルベロベッロに到着します。 途中、車窓からは、 肥沃な土壌で豊に育ったオリーブや葡萄など 緑あふれる大地の のどかな風景を楽しむ事が出来ます。 |
アルベロベッロに 近づくにつれ、 車窓には、 ポツリポツリと トゥルッリの姿も 見えるようになります。 |
降り立った駅から、 肝心のトゥルッリの姿は 見えませんが、 待合室と切符売場だけの、 簡素な駅舎と 駅長さんをはじめとした、 親切な駅員さん達が迎えてくれます。 |
2つの丘に広がるこの町は、海抜426mに位置し、 人口約10,000人、面積40.34平方kmの小さな町です。 南イタリアの穏やかな気候のイメージとは違い、 夏は気温40℃を越える暑さ、 冬は0℃以下になる事もあり、毎年積雪を観測するほどです。 |
朝晩と日中の気温差が10℃以上と言う事も 珍しくありません。 さっきまでの抜けるような青空が、 一転大雨になったり、 厚い雲に覆われていた空が、 にわかに青空に変わったり…。 上空を飛ぶ鳥達も、気まぐれな天気に右往左往。 そんな天の神様の粋な計らいか 時には大空に素敵なプレゼントを残してくれます。 |